穀物輸出きょうにも再開

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共同通信

 【ニューヨーク共同】ロシアによる侵攻でウクライナの穀物輸出が停滞した問題で、国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長(事務次長)は28日、ウクライナから29日にも穀物を積んだ船が出発し、輸出が再開するとの見通しを示した。世界的に高騰していた食料価格の抑制に期待を寄せた。

 グリフィス氏は国連加盟国とのオンライン会合で、輸出再開について「数日以内、早ければ29日にも第1便が出港する」と語った。輸出は商業目的としつつも、世界食糧計画(WFP)が食料不足に苦しむ国々を支援するため、ウクライナ産の穀物購入を検討していると明らかにした。