穀物の輸出再開に「全力」

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナのクレバ外相は28日、ロシアの黒海封鎖で滞っているウクライナの穀物輸出再開の実現に「全力を尽くす」と表明した。国連によると、早ければ29日にも穀物の輸送船の第1便が出港する可能性がある。国連は南部オデッサ州の三つの港からの輸出量を侵攻前の水準に回復させることを目標としており、世界的な価格高騰の歯止めに期待が高まっている。

 ロシアとウクライナは22日に輸出再開の合意文書に署名したが、ロシアが翌23日にオデッサの港をミサイル攻撃、履行が危ぶまれていた。外相は、輸出再開について「時間がかかる」とした上で「大きな責任」と重要性を強調した。