制服姿でのセルフィーは違反行為 SNSをめぐりNYPDが警察官を処分に

 人気写真投稿サイトのインスタグラムに、女性警察官数名が警察規定で禁じられているのにも関わらず制服姿の写真を投稿したとして、ニューヨーク市警が調査に乗り出し、注意を喚起する準備を整えている。
 問題となっているアカウントは「blueline beefcakes」と名付けられたもので、制服姿の女性警察官6人の写真が掲載されている。6人とも職務中に見える一方で太ももからタトゥーをのぞかせたり、ミニスカートで着飾るなど、警察官としての自覚に欠ける誘惑的な写真が多数見受けられた。
 これに対し、警察官共済組合のパトリック・リンチ氏は「NYPDは21世紀に適応するべきだ。警察官も一人の人間として発言の自由はある」と話しているが、NYPDは警察官の規則を破ったとして、6名に何らかのかたちで処分を与えるよう検討中だとしている。
 NYPDの規則は警察庁の重要な情報漏洩を防ぎ、ひいては市民の安全を守るために許可なく制服姿をソーシャルメディアに投稿することを禁じており、条約には「ソーシャルメディアを使用する際は警察官としての自覚を忘れぬように」と記されている。
 過去にも現役警察官が裸体やポルノクイーンとのツーショット写真をインターネットに投稿するなど、不祥事が多発しているニューヨーク市警。今回の件は慎重に調査を行い処分を決定するという。