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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は1日午前(日本時間同深夜)、ニューヨークの国連本部で開幕した核拡散防止条約(NPT)再検討会議の冒頭で演説した。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の核開発で核の脅威は高まり「人類は広島と長崎の恐ろしい炎から得た教訓を忘れつつある」と懸念を表明、各国に核廃絶に向けた取り組みを呼びかけた。
冷戦期以来の核危機に直面し「各国は世界を破滅させる兵器に大金を注ぎ込み、見せかけの安全保障を得ようとしている」と非難。26日までの会議が「人類を核なき世界へと導く機会となる」と強調した。また「近く広島を訪問する」と正式表明した。