プーチン大統領、核戦争に反対

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共同通信

 ロシアのプーチン大統領は1日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の開幕に合わせて声明を発表し、「核戦争に勝者はおらず、決して戦ってはならない」と強調した。ロシアはNPT締約国の一つとして「条約の文言と精神を一貫して順守している」とも述べ、ウクライナ侵攻に絡んで「核の脅し」をしているとの批判に反論した。

 声明でプーチン氏は、NPTが半世紀以上にわたって国際的安全保障の秩序と戦略的安定の要となってきたと指摘。原子力の平和利用を検証する機関としての国際原子力機関(IAEA)の役割も高く評価した。(共同)