米、潜伏支援とタリバン非難

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共同通信
1日、米ワシントンで演説するバイデン大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は1日の声明で、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、国際テロ組織アルカイダ最高指導者ザワヒリ容疑者(71)をかくまっていたと非難した。バイデン大統領は1日、無人機による同容疑者殺害を発表した演説で「凶暴な殺人者を恐れる必要はなくなった」と述べ、対テロ作戦の成果を誇示した。

 ザワヒリ容疑者は首都カブールに潜伏。昨年8月30日の駐留米軍撤退完了から1年もたたないうちに潜伏を許していたことになり「再びテロの温床にしない」と宣言したバイデン政権のアフガン政策に疑問符が付く形となった。