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共同通信
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宮城県内で大学などを運営する学校法人「尚絅学院」(名取市)は2日、3億円超の使途不明金が見つかったと発表した。理事が無許可で投資に使ったと説明しており、全容解明に向け調査委員会を立ち上げた。
同学院によると、7月7日、職員が使途不明金に気付いた。理事が6~7月に4回にわたり資金を持ち出したと説明したため、同学院は顧問弁護士に相談し、理事に返還命令を出した。2日現在で資金は回収できていないという。理事の氏名などの詳細は明らかにしていない。
尚絅学院大の鈴木道子学長は「在校生や保護者にはご迷惑をおかけして申し訳ない。教育活動は継続して行っていく」としている。