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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナのベレシチューク副首相は2日、ロシア軍が完全支配を狙う東部ドネツク州からの住民の強制退去が始まったと明らかにした。避難民を乗せた最初の列車が、中部キロボフラード州クロピブニツキーに到着した。冬までに停戦の見通しがなく、一層の戦闘激化が予想されるため政府が退去を命じていた。
ウクライナ鉄道によると、ドネツク州パクロフスクからの第1便の列車の乗客は136人だった。うち44人が移動が不自由で、15人の子どもも含まれていたという。駅ではベレシチューク氏のほか、医師や支援のボランティアらが出迎えた。