歴史的建造物保存委員会のミーナクシ・スリニバサン委員長は1日、100件以上の建造物を候補リストから除外する提案を発表した。除外の対象となるのは、94の個別の建造物及び2つの歴史的景観保護区で、これらは正式な保護対象物件となる前の候補の状態のままであるという。
正式に保護対象物件と指定されるには、公聴会及び投票を経なければならない。通常、投票に至るまでに最低5年はかかるといわれており、同対象のうち80が20年以上の間投票待ちの状態で、26は委員会が設立された翌年の1966年に候補となった物件だ。
対象除外物件の中には、マンハッタン区ブロードウェイの劇場5カ所、高級デパートのバーグドーフ・グッドマン、アーサー大統領の家、スタテン島のサング・ハーバー歴史的景観保護区、プリンセスベイ・ライトハウス、ブルックリン区のコニーアイランド・パンプ・ハウス、グリーン=ウッド墓地、クイーンズ区のペプシの看板などの有名な建造物も含まれる。
同委員長によると、リストから除外された対象でも、市民からの広い支持があれば、歴史的建造物として再考される場合があるという。
同提案については、12月9日に委員会による投票が行われる。