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共同通信
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を審査する総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」は4日の会合で、名護市辺野古への移設を後押しする国土交通相の是正指示が違法かどうかの結論を出さず、審査継続を決めた。審査期限は29日まで。
沖縄県の審査申し出書によると、防衛省は2020年4月、埋め立てを予定している辺野古沖の軟弱地盤補強のため設計変更を申請。県は不承認としたが、斉藤鉄夫国交相が今年4月、不承認を取り消す裁決をした上で、承認するよう是正指示を出した。
県は裁決、是正指示ともに「違法で無効」として取り消しを求め、係争委にそれぞれ審査を申し出た。