米女子バスケット選手に懲役9年

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共同通信
モスクワ郊外の裁判所で本人尋問のため出廷するブリトニー・グライナー選手=7月27日(ロイター=共同)

 ロシア入国時に大麻オイルを所持していたとして麻薬密輸の罪で起訴され、米国とロシアの身柄交換交渉の対象とされている米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手に対し、モスクワ郊外の裁判所は4日、懲役9年の実刑判決を言い渡した。インタファクス通信が伝えた。

 検察側は同日の公判で懲役9年6月を求刑。グライナー選手は最終弁論で自身の責任を認める一方、ロシアの法に違反する意図はなかったと述べていた。

 グライナー選手は今年2月、モスクワ郊外の空港で入国時に逮捕された。バイデン米政権はロシアによる不当な身柄拘束だとしている。(共同)