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共同通信
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【ニューヨーク共同】ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で4日、主要3委員会の一つ「核軍縮委員会」で討議が始まった。米国が「核戦争の危機を回避する」として核使用リスク低減策の議論を提言する一方、非核保有国からは核軍縮の停滞への不満が噴出した。
シャインマン米大統領特別代表(核不拡散担当)は、米国の核弾頭数は2010年以降の10年間で26%減少したと実績を強調した。ロシアのウクライナ侵攻で軍備管理の対話が中断し、中国は核軍縮協議に応じていないと中ロを批判。「現状を鑑みてリスク低減策が会議での注目に値する」と述べた。