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共同通信
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二之湯智防災担当相は5日の記者会見で、宮城県などで大きな被害が出た7月14~20日の大雨を激甚災害に指定する見通しになったと明らかにした。農地にたまった水を取り除く土地改良区の補助事業で10分の9を国庫補助し、自治体負担を軽減する。今後、閣議で正式決定する。
特に被害が大きかった宮城県松島町と熊本県球磨村は、局地激甚災害にも指定し追加で支援。農地や農業施設の復旧事業の補助率を1割程度かさ上げする。
内閣府の7月26日時点のまとめでは、田畑の冠水で農作物などに大きな被害が出たほか、住宅被害も1600棟を超えた。住宅被害の9割超は宮城県。死亡者は1人だった。