北朝鮮、サイバーで暗号資産窃盗

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共同通信

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の下で制裁違反の有無を調べる専門家パネルは、4日までに制裁委に提出した中間報告書案の要旨で、北朝鮮が今年に入ってサイバー攻撃を通じて数億ドル(数百億円)相当の暗号資産(仮想通貨)を盗み取ったと指摘した。

 報告書の調査期間内に「核実験を行うことはなかったが、核実験場での準備を進めた」と言及。2018年に坑道を爆破した北東部豊渓里の核実験場の復旧作業などを指すとみられる。今年前半に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む弾道ミサイル発射を繰り返し、安保理決議に違反したと改めて非難した。