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共同通信
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新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した2価ワクチンと呼ばれる新しいワクチンの接種を政府が10月にも開始する方向で調整していることが5日、関係者への取材で分かった。オミクロン株の派生型「BA・1」と、これまで使われてきた従来株由来の成分の2種類を組み合わせたもので、現在流行中の派生型「BA・5」にも一定の効果が期待される。8日に開かれる厚生労働省のワクチン分科会で議論する。
使用を想定しているのは米ファイザーやモデルナが開発中の製品。従来品と比べると、BA・1に対する中和抗体価を上昇させ、BA・5に対しても一定の上昇が見られたとの報告がある。