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共同通信
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【陜川共同】広島への米軍の原爆投下から77年を迎えた6日、韓国人被爆者が多く暮らす韓国南東部・陜川で原爆犠牲者の慰霊式が開かれた。植民地支配下、陜川から多くの人が広島へ渡り、日本の敗戦後に帰郷した。
犠牲者の位牌が納められたほこらに参加者が献花したり、被爆2世による慰霊の舞が披露されたりした。広島で被爆した韓国原爆被害者協会の沈鎮泰・陜川支部長(79)は「戦争に狂奔した日本は謝罪がない。甚大な被害が出ることを分かっていながら原爆を投下した米国も賠償はおろか謝罪がない」と訴えた。