Published by
共同通信
共同通信
札幌出入国在留管理局は9日までに、トルコ国籍の30代のクルド人男性の難民不認定処分を取り消し、確定した札幌高裁判決を受け男性を難民と認定した。同日、男性に証明書が交付された。全国難民弁護団連絡会議事務局によると、トルコ国籍のクルド人が認定されるのは初めて。認定は7月28日付。
男性は「長い闘いに力が尽きそうだった。実現された正義が私以外の人にとっても希望になることを願う」とのコメントを出した。クルド人はトルコ国内で弾圧を受けているが、日本は外交関係に配慮して難民認定に消極的だったと指摘されており、代理人の山田幸司弁護士は「非常に大きな一歩だ」と評価した。