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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ南部ザポロジエ原発への攻撃の真意を巡りさまざまな臆測が飛び交い始めた。ロシアが電力不足の南部クリミア半島への送電を狙い、既存の送電網を破壊するためとの見方のほか、米シンクタンクは、ロシアがウクライナの攻撃を防ぐため原発を「核の盾」としていると指摘。実態解明に向けた国際調査団の派遣が焦点となっている。
大惨事と紙一重の攻撃が国際的な関心を呼んでいる。特にザポロジエ原発はウクライナの総電力の約2割を担う欧州最大級の原発で、攻撃は「欧州にとって非常に危険な状況」(ゼレンスキー大統領)となる。