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共同通信
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【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急反発し、前日比535.10ドル高の3万3309.51ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ加速への観測が後退し、買い注文が膨らんだ。
朝方発表された7月の米消費者物価指数が市場予想に反して横ばいにとどまり、投資家心理が改善した。記録的な物価高が近くピークを越える可能性が浮上し、米長期金利の指標となる10年債利回りが一時2.67%台まで急低下。事業資金の借り入れコストが増えるなど金利上昇が成長減速につながるとの懸念が薄れたIT株が買われ、相場を押し上げた。