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共同通信
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1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故から37年を控え、現場となった「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)の麓を流れる神流川の河原で11日、遺族や村関係者が発光ダイオード(LED)の灯籠約200個を点灯し、犠牲となった520人をしのんだ。新型コロナウイルス禍で、恒例の灯籠流しを代替した。
「元気に生きています」「どうか安らかに」。灯籠は夕暮れの河原をぼんやりと照らし、遺族らが記したメッセージをゆっくりと読んで歩く人もいた。今年4月に北海道・知床半島沖で沈没した観光船の犠牲者を悼んだものもあった。
遺族らでつくる「8.12連絡会」などが96年から開催している。