米、アフガン撤退で論戦激化へ

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共同通信

 【ワシントン共同】イスラム主義組織タリバンが政権を掌握したアフガニスタン情勢を巡り、バイデン米政権(民主党)による駐留米軍撤退の出口戦略に誤りがあったとする報告書を共和党の議員らがまとめたことが14日、分かった。バイデン政権はトランプ前政権(共和党)こそ無策だったと反論する構えだ。タリバン復権から15日で1年。11月の米中間選挙を前に、米与野党の論戦が激化するもようとなってきた。

 ロイター通信によると、共和党側の報告書は昨年8月にタリバンがアフガン首都カブールに進攻した際、バイデン政権の対応が遅れたことで「重大な安全保障上のリスク」が生じたと指弾した。