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共同通信
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)と海洋研究開発機構などは、45億キロ以上離れた太陽系の果てから飛んできた小惑星が太古の地球に水や有機物を届けた可能性があると、15日付の専門誌ネイチャー・アストロノミーに発表した。探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂を分析した。誕生直後は熱いマグマに覆われていた地球に、その後どのようにして豊富な水が存在するようになったのかは詳しく分かっていない。
海洋機構の伊藤元雄主任研究員(惑星物質科学)は「広い意味で地球の水や生命につながるものを小天体が持ってきた可能性がある」と話す。