国連で被爆者の映画上映

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共同通信
16日、米ニューヨークの国連本部で上映された森重昭さんと被爆死した米兵捕虜の遺族との交流を記録した映画(共同)

 【ニューヨーク共同】核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれているニューヨークの国連本部で16日、歴史研究家で被爆者の森重昭さん(85)と広島原爆で被爆死した米兵捕虜の遺族との交流を記録したドキュメンタリー映画「ペーパー・ランタン(灯籠流し)」が上映され、再検討会議に出席している各国の外交官らが鑑賞した。

 森さんは広島で米兵12人が被爆死した事実を明らかにし、身元特定に尽力した。映画では遺族が対面した森さんに感謝の言葉を伝えた。作品を手がけた米国人バリー・フレシェット監督はビデオメッセージを寄せ、原爆投下は「二度と起きるべきではない」と訴えた。