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共同通信
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刑務所からの出所者が一時的に身を寄せる更生保護施設に、賞味期限が近づくなどしたスーパーの「廃棄食品」を届ける取り組みが広がっている。食品ロスの解消とともに、出所者が生活苦で再犯に手を染めるリスクを減らす“一石二鳥”を目指す試みだ。更生保護施設は各地に103カ所あり、全国的な広がりに向けて提供元を増やすことが課題となる。
更生保護施設と店舗側をつなげるのは「更生保護施設等支援協議会」(更保協、岡山市)。更保協が提携するスーパーなどから廃棄食品を引き取り、更生保護施設に届ける仕組み。施設の食事の支えになり、スイーツを持っていくと歓声が上がることもあるという。