債務協議の日本主導を希望

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共同通信

 【ニューデリー共同】経済危機に陥っているスリランカのウィクラマシンハ大統領は18日、ロイター通信のインタビューに対し、債務再編協議を主導するよう日本に依頼する考えを示した。9月に訪日し、岸田文雄首相と会談することも検討しているという。

 主要債権国は日本や中国、インドなど。スリランカは国際通貨基金(IMF)と金融支援交渉を続けながら、並行して債権国との協議も進めている。だが中国は債務の圧縮に慎重な姿勢を続けており、先行き不透明感が強い。

 インドと中国は領土問題を抱えて対立。スリランカへの影響力を高めようとしのぎを削っており、債務の交渉が難しくなっている。