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共同通信
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【ニューヨーク共同】2001年の米中枢同時テロについての展示を遺族らの運営で行ってきたニューヨークの「9.11トリビュート博物館」が、新型コロナウイルス流行を受けた訪問客減少で運営困難となり閉館した。米メディアが18日までに伝えた。
閉館は17日付。テロ現場近くにある同博物館は、前身の施設を含め遺族団体が06年から運営してきた。
トリビュート博物館によると、19年には約15万人が訪れたが、外国からの観光客が新型コロナ禍で大幅に減少。昨年の来館者は約2万6千人に落ち込んでいた。資金繰りが悪化し、営業継続が困難になったという。