日野自動車、エンジン不正拡大

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共同通信

 日野自動車は22日、エンジンの排出ガスや燃費試験のデータ改ざん問題で、小型エンジンで不正が新たに判明したと発表した。エンジンを搭載する小型トラックは同日から出荷を停止。不正が拡大し、経営への打撃は避けられない見通しだ。親会社のトヨタ自動車の監督責任が問われそうだ。

 不正エンジンの搭載車種は「日野デュトロ」で、7月末時点の対象台数は累計で7万6694台。小木曽聡社長が同日、オンラインで記者会見し、不正内容を説明した。

 日野自は2001年にトヨタの子会社となった。小木曽社長もトヨタ出身だ。トヨタは親会社として再建に向けた関与の在り方が注目となる。