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共同通信
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北海道室蘭市にある室蘭拘置支所での容疑者や被告の収容業務が11月にも停止する方向で検討されていることが22日分かった。今後の収容先が遠方となることから、同日記者会見した札幌弁護士会は「収容者が弁護士と接見する権利が侵害される」などとして反対する意見書を監督する札幌矯正管区長に出したと明らかにした。
弁護士会によると、施設の老朽化や人員不足などを理由に11月に収容を停止すると同管区から理解を求める申し入れがあったという。
弁護士会は、今後の収容先となる札幌拘置支所は室蘭市からJRで2時間ほどの距離で交通事情や天候によってはそれ以上の時間がかかると指摘した。