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共同通信
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【サンパウロ共同】ブラジル・サンパウロ州サントスで1943年、第2次大戦で連合国側についたブラジル当局から「敵性外国人」と見なされた日本人や日系人約6500人が収容所などに強制退去させられた事件を題材にしたドキュメンタリー映画「オキナワ サントス」(松林要樹監督)が21日、ブラジルで初上映され、サンパウロで約400人が鑑賞した。
「サントス事件」と呼ばれ、ブラジルでもあまり知られていないが、松林監督が2016年に強制退去者の名簿を発見したことから、映画製作につながった。日本では昨年公開された。
映画は体験者の証言や事件の背景で構成されている。