Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】核拡散防止条約(NPT)再検討会議は22日、それぞれ核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用を扱う主要3委員会での討議を終え、全体会合を開いた。各委員会の最終文書の素案は委員会内で合意を得られないまま、スラウビネン議長に提出された。素案を基に、22日中に最終文書案をまとめる。26日の閉幕までの採択に向け、交渉が佳境を迎える。
ロシアの代表団は素案がウクライナ南部ザポロジエ原発での「ロシアの軍事活動」に懸念を表明している点に猛反発。全体会合で「同原発を標的にしているのはウクライナの兵器だ」などとして変更を求めた。