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共同通信
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建設現場でアスベスト(石綿)を吸い、肺がんのため死亡した元労働者の遺族が、東証スタンダード上場の建材メーカー「日本インシュレーション」(大阪市)に損害賠償を求めた訴訟は23日、大阪地裁で和解した。会社側が責任を認めて謝罪し、和解金1287万円を支払う。弁護団によると、全国の元労働者と遺族約1300人が国と建材メーカーに損害賠償を求めた「建設アスベスト訴訟」で、建材メーカーとの和解成立は初めて。
日本インシュレーション側が和解協議を提案した。弁護団は「会社側から申し出た意義は大きい」と評価している。