水際継続で72%が訪日見送り

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共同通信
大阪・ミナミの名所、グリコの看板前でポーズを取る訪日観光客ら=2019年4月

 訪日外国人旅行者向けのサイトを運営する「D2CX」(東京)は23日、海外在住の外国人を対象にした調査で、新型コロナウイルス感染で現状の水際対策が続けば訪日旅行を「見送る」「恐らく見送る」との回答が計72%に上ったと発表した。うち63%が代わりに「日本以外を旅行」、21%が「自国内を旅行」を選んだ(複数回答)。厳しい水際対策が訪日離れにつながりかねないことが浮き彫りになった。

 調査は7月上旬に実施。52カ国・地域の1717人が回答した。大半が2回以上の訪日経験があった。

 日本の水際対策を「厳しい」「やや厳しい」と回答した人は合わせて全体の91%だった。