若い世代の声を核軍縮の議論に

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共同通信

 米ニューヨークの国連本部で1日から26日まで開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に日本から参加し、若者代表として演説した大学生高橋悠太さん(21)が23日、広島市で帰国報告会を開いた。高橋さんは「若い世代の声が核軍縮の議論に反映されていないという反感を形にしたかった」と演説に込めた思いを語った。

 高橋さんは「核政策を知りたい広島若者有権者の会」などを代表して、7月30日から8月10日まで渡米。各国が主張を述べる様子をSNSで発信したり、世界各地の若者団体など16組織で作成した「若者共同声明」をマーシャル諸島出身の学生と協力して読み上げたりした。