5歳以下の子ども、73%に効果
ファイザーのコロナワクチン
米製薬大手のファイザーと独製薬企業ビオンテックは23日、新型コロナウイルスのワクチンについて、5歳以下の子どもを症状の発症から守るのに73%の効果を確認したことを明らかにした。amニューヨークが伝えた。
全米では6月、5歳以下にあたる乳幼児と未就学児のワクチン接種が始まった。米国小児科学会によると、8月中旬までにワクチンを少なくとも1回接種したのは、生後6ヶ月~4歳の幼児のうち、約6%に過ぎないという。
ファイザーなどのデータによれば、ワクチンの3回目の接種後少なくも7日目に新型コロナ感染症を発症した子どもは13人にとどまった。子どもが示した症例は主に、研究が行われた当時に感染が広がっていたオミクロンの変異株「BA.2」によるものだった。 現在、米国や全世界で広がっているのはオミクロンの変異株「BA.5」だ。これを踏まえ、ファイザーとビオンテックは12歳未満の子どもを対象に、オミクロンの変異株「BA.4」と「BA.5」に対応するワクチンの承認を求めるための準備をしている。
一方、12歳以上へのワクチンを巡り、両社は米食品医薬品局(FDA)に対し、オミクロンの変異株「BA.5」に対応した改良型ワクチンの緊急使用許可を既に申請。秋以降の使用を想定しているという。
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