上皇后さま、深部静脈血栓症

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共同通信

 宮内庁は26日、上皇后美智子さま(87)が右ふくらはぎの静脈に血液の塊ができる「深部静脈血栓症」と診断されたと明らかにした。体調に特に変わった様子はなく、現時点で投薬治療はしていないという。美智子さまは26日午前、経過観察のため、皇居内の宮内庁病院を訪問された。

 側近によると、美智子さまの深部静脈血栓症は「末梢型」で、膝より上の太ももなどに血栓ができる「中枢型」と比べてリスクは少ないという。今後も血栓の状態を確認するため、経過観察を続けるとしている。

 美智子さまは健康診断で病気の懸念が指摘され、8月下旬に診断を受けた。日常生活に支障はないという。