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共同通信
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成田空港で26日、川崎重工業などが開発した新型コロナウイルスの「自動PCR検査ロボットシステム」の運用が始まった。検査の工程を機械が担い、国際線利用者らを対象とした処理能力を強化。医療従事者の感染リスクを減らすのも狙う。国内空港での設置は関西空港に続き2カ所目。
ロボットアームなどを搭載したコンテナが第1ターミナル近くの駐車場に設置された。川崎重工などによると、コンテナ内では、空港内のPCRセンターから届いた検体の抽出や測定などをアームが自動で行う。これまでの検査は1日に約700件だったが、コンテナ1台で最大2500件の処理が可能という。