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共同通信
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文科省の有識者会議は26日、児童生徒の生活面の注意点や問題行動への対処を示した教員用手引書「生徒指導提要」の改訂版をまとめた。「ブラック校則」とも呼ばれる不合理な校則の是正に向け、子どもの意見を反映し、必要性が説明できないなら検証して見直すことを求めるのが柱。10年に作成した現行版の初改訂となり、近く同省HPで公開する。
従来は、いじめや非行など問題行動への対応に主軸を置いたが、児童生徒の主体性を生かす指導を重視した内容に転換。日本が「子どもの権利条約」を批准していると明示して「児童生徒の基本的人権に配慮し、一人一人を大切にした教育」の大切さを説いた。