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共同通信
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【キーウ共同】ロシア軍が占拠し、砲撃が相次いでいるウクライナ南部ザポロジエ原発について、国際原子力機関(IAEA)は28日の声明で、原子炉から約100メートルにある廃棄物の管理や水処理などを担う特別な建物が被弾したと発表した。安全を保つシステムは稼働しており、放射線量の増加や水素漏れを示すデータはないとした。
IAEAはグロッシ事務局長率いる派遣団の数日中の現地入りを目指し、関係国と調整を続けているとも表明した。
声明によると、ウクライナ側は原発の被害状況の全体像を把握できていない。一時中断した原発への電源供給は復旧しているという。