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共同通信
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ロシアのウクライナ侵攻に従軍した元空挺部隊兵士が29日までに、ソーシャルメディア上で戦争に反対する手記を発表した。開戦理由を知らされず戦場に駆り出された部隊の食料が乏しく、略奪を繰り返した内情を暴露。ロシア当局に処罰される恐れがあるのに発表を決意したのは「この狂気を止めなければならないと良心が言っている」からだと訴えた。
元兵士は、ロシアが2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島を拠点とする第56親衛空挺強襲旅団に所属したパベル・フィラティエフさん(34)。(ロンドン、東京共同)