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共同通信
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浜田靖一防衛相は29日、共同通信社などのインタビューに応じ、現在のミサイル防衛システムでは迎撃が困難とされる「極超音速兵器」を想定し、対処力を検討する考えを示した。「迎撃能力向上だけでなく、いわゆる反撃能力も含め、あらゆる選択肢を排除せず現実的に検討する」と述べた。相手領域内でミサイル発射を防ぐ敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有や防空能力の強化が念頭にある。防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」や運用指針の見直しも示唆した。
中国とロシア、北朝鮮の3カ国による侵攻を抑止するのが狙い。浜田氏は「新たな危機の時代に突入している」と懸念も示した。