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共同通信
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愛知県豊田市の矢作川にある取水施設「明治用水頭首工」で起きた大規模漏水を巡り、東海農政局が31日記者会見し、漏水箇所とみられる上流部の川底の穴を鉄板などで囲む工事が完了したと明らかにした。
地下の空洞が下流部へつながっているとみられ、このうち頭首工の直下部分について、農政局は安全性を確保する必要があるとして、新たにセメントを流し込む工事を始めた。9月下旬ごろまでかかる見込みで、終了後に空洞をふさぐ本格復旧に着手する方針。
東海農政局は漏水が発生した5月以降、頭首工周辺に仮設ポンプを設置するなどして、明治用水に取り込む水量を確保した。