餓死男児母、周囲と疎遠に

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共同通信

 福岡県篠栗町で2020年、碇利恵被告(40)=保護責任者遺棄致死罪で懲役5年、控訴=の5歳だった三男を餓死させたとして、同罪などに問われた「ママ友」の赤堀恵美子被告(49)の裁判員裁判第3回公判が31日、福岡地裁で開かれ、碇被告が証人出廷した。「別のママ友が悪口を言っている」との赤堀被告の言葉を信じ、周囲と次第に疎遠になった経緯を証言した。

 碇被告は証人尋問で、出会った時の印象を「話が面白く『ああ分かる』と反応してしまった」と話した。

 2人が目を合わせることはなく、赤堀被告は前日までの公判同様、尋問中は手元の書面に目を落とし、時折メモを取っていた。