昨年末立て続けに起きた2件の性的暴行事件の容疑者として指名手配されている男が新たに3つの事件に関与していることが分かり、16日現在、ニューヨーク市警察(NYPD)が市民の捜査協力を要請している。
一連の事件は昨年12月9日、女性(25)が自宅アパートに入ろうとしたところ、見知らぬ男に下半身を触られた事案を筆頭に、同16日、17日にも帰宅途中の女性が胸や背中を触られる事件が発生したと米各メディアは伝えている。
これらは被害者が抵抗したり、暴行を受けたエレベーターから被害者が自力で脱出したため容疑者の男はその場を逃れたが、同28日には22歳の女性がつきまとわれた後、ビルの階段で襲われる4件目の性的暴行事件が起きた。
今月14日には5件目として、帰宅途中だった女性(31)が背後から近づいて来た容疑者にズボンをずりおろされる事件が発生し、NYPDが容疑者を追っている。
防犯カメラの映像から、これら5件はすべて同じ容疑者による犯行とみられており、NYPDが公表した容疑者の特徴は、20代前半の男で、身長170センチ前後の黒人だ。また、容疑者は犯行時、ヤンキースのキャップを被っていたという。
NYPDは事件についての情報提供を呼びかけている。