タイムズスクエア「銃持ち込み禁止区域」
9月1日から新州法施行
タイムズスクエアが9月1日から「銃持ち込み禁止区域」になる。30日、ゴッサミストが報じた。
連邦最高裁は今年6月、銃を自宅外で携帯する権利を制限したニューヨーク州法を違憲とした。州議会は即座に法を改正し、銃の持ち込みを禁止する「配慮すべき場所」も加えた。そこに礼拝所、学校、劇場、ホームレスシェルターなどに加え「一般的にタイムズスクエアとして知られる地域」を入れている。その定義としてニューヨーク市議会は「6〜8番街と西40〜53丁目の間」に「8〜9番街と西40〜48丁目の間」を加えた区域を提案している。
市内で銃を携帯するにはNYPDの許可が必要。連邦最高裁の判断を加味した許可手続きについては検討中だ。新しい州法は9月1日から施行される。NYPDはタイムズスクエアに「銃持ち込み禁止区域」のサインを設置する。違反者は重罪として逮捕され、銃も没収となる。ただし、この区域内の屋内は配慮すべき場所でない限り例外。また、携帯許可を持つこの区域の住民や銃に弾丸を込めずに「停止することなく」通りすぎる場合も取り締まりの対象にならない。NYPD関係者は「タイムズスクエアは人が集まる観光名所。そこに住んだり働いたりする市民の権利を認めつつ、州や市はこの区域を守ることが肝要だ」と話している。
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