ウィズ・コロナへ、検査よりも治療へ NY市、ウイルス検査場を閉鎖

 

 

ウィズ・コロナへ、検査よりも治療へ

NY市、ウイルス検査場を閉鎖

 

NY市内の路上で運営されている民間の検査場(2022年7月、マンハッタン区ユニオンスクエアで撮影=本紙)

 

 ニューヨーク市では、市内にあるコロナウイルス検査場が閉鎖され、2年半に及ぶパンデミックは新たな段階に突入している。市当局は、「ウィズ・コロナ」時代を見据えて、検査よりも治療に重点を置き始めた。ニューヨーク・タイムズが29日、伝えた。

 市当局は、ドラッグストアの外に設置された移動式の検査場を通じ、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「パクスロビド」をより容易に入手できるようにしている。同時にこの夏は、自宅でコロナ感染の有無を調べることが可能となる抗原検査キットの配布を増やした。

 ニューヨーク・タイムズの調べによれば、ニューヨーク市のコロナウイルスの感染が確認された人は、この 2 週間で 27% 減少した。ただ、専門家は「ほとんどの人は、抗原検査キットを使って、自宅で検査している。実際の感染者数は、もっと多い」と述べ、当局が把握していない感染者数が数多くいるとの見方を示す。

 ここ数週間、米疾病対策センター(CDC)は、9月の新学期を前に、学校や企業に対するコロナ検査などのガイドラインを緩和している。一方、ニューヨーク市の公立学校については、週2回の検査を求めていた昨年よりは少なくなったものの、月4回の自宅検査を児童・生徒、教職員に求めている。センター(CDC)は、9月の新学期を前に、学校や企業に対するコロナ検査などのガイドラインを緩和している。一方、ニューヨーク市の公立学校については、週2回の検査を求めていた昨年よりは少なくなったものの、月4回の自宅検査を児童・生徒、教職員に求めている。

 


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