「歴史の針路変えた」

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共同通信

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は8月31日、ゴルバチョフ元ソ連大統領の死去を受け「彼の度量の広さが人類の歴史の針路を変えた」と追悼する声明を発表した。対話こそが全ての人々の利益になるとの信念に基づき、冷戦で対立していた米国を含め他国と協力することに前向きだったとたたえた。

 ゴルバチョフ氏の業績として冷戦終結やベルリンの壁崩壊、米国との中距離核戦力(INF)廃棄条約を列挙。当時の米国の指導者、レーガン大統領やブッシュ(父)大統領と築き上げた信頼がなければ、実現は考えられなかったと指摘した。