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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は8月31日、チェコの首都プラハで非公式外相会合を開き、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁の一環として、ロシア人観光客の域内受け入れを事実上制限することで合意した。ロシア人のビザ取得で優遇措置を停止し、発給は大幅に減少するとしている。ロシアへの圧力を一層強化する狙い。
EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は記者会見で、ロシアから7月中旬以降、近隣のEU加盟国への入国が急増し「安全保障上のリスクになっている」と指摘した。
EUの欧州国境・沿岸警備隊によると、侵攻以降、陸路で入域したロシア人は約100万人に上る。