国葬に近い形で告別式か

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共同通信
米国を訪問したゴルバチョフ・ソ連書記長(左)とブッシュ米副大統領=1987年12月、ワシントン(タス=共同)

 ゴルバチョフ元ソ連大統領の財団「ゴルバチョフ基金」の報道官は8月31日、死去したゴルバチョフ氏の告別式をロシア大統領府儀典局が執り行うことになったと述べた。ロシア通信が伝えた。報道官は「これが国葬に当たるのかどうかは分からない」とした。プーチン政権は国葬に近い形で告別式を執り行い、国際的に尊敬を集めたゴルバチョフ氏に敬意を払う意向とみられる。

 告別式は9月3日、クレムリンに近いモスクワ中心部の労働組合会館「円柱の間」で営まれる。同会館ではロシア革命の指導者レーニンや、ソ連時代の最高指導者である歴代の共産党書記長の告別式が行われた。

2004年12月、ドイツ北部シュレスウィヒでプーチン・ロシア大統領と話すゴルバチョフ元ソ連大統領(AP=共同)