旭川いじめ、未完成の報告案提示

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共同通信

 北海道旭川市で昨年3月に凍死した状態で見つかった中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=がいじめを受けていた問題で、事実関係を調査してきた第三者委員会が、当時の学校の対応などに関する記述がない未完成の最終報告書案を遺族側に提示したことが1日、関係者への取材で分かった。遺族側は第三者委に不信感を募らせており、市に再調査を要望する方針。

 市教育委員会は第三者委に、いじめの事実関係など4項目を諮問。第三者委が8月31日、遺族側に示した最終報告書案では、当時の学校と市教委の対応や、再発防止策といった諮問内容に関する記述がなく、さらに1週間前後が必要とした。