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共同通信
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岸田文雄首相が、今月29日の中国との国交正常化50周年に合わせ、経団連や日中友好団体が東京都内で開く記念行事に来賓として出席する方向で調整していることが分かった。複数の関係者が4日、明らかにした。習近平国家主席との首脳会談を含むハイレベル対話の強化を呼びかけるとみられる。
国交正常化45周年だった2017年9月には、在日中国大使館が都内で主催した行事に当時の安倍晋三首相が出席。首脳の相互訪問を提案し、関係改善につなげた経緯がある。経済界には最大の貿易相手国である中国との対話と交流を求める声が強く、首相がどこまで具体的な日中関係の展望を示すかが焦点となる。